▶️ROIC/WACCと聞いてあなたはワクワクします?そのまま使うことのサステナブル経営上の問題

ROIC、WACC経営の最大の問題点は、ROIC、WACCをそのままつかっていることです。ローイック、ワックと言って心踊ってワクワクする社員が、一体1万人のうち何人いるだろうかおそらく10人ぐらいじゃないだろうか?ほとんどが、いやいやもしくはまあしょうがないな最近のトレンドだからやらなきゃいけないなと思って取り組んでいるんではないだろうか?

<aside> 💡 POINT: ワクワクは、今後の株式投資の重要なテーマ、人的資本経営の困難となる「自己意識を持った学習」を促す重要なドライバーだ。「自己意識を持った学習」の重要性については、 **「自己意識を持った学習」する社員が最大の株価上昇力の鍵へをご覧いただきたい。**

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▶️ROIC/WACCの専門家の実践的な現場経験の不足がもたらす弊害

なぜ、大半の一般人はROIC経営といってもワクワクしないのか?なぜ、そうなってしまうのだろうか?それはいわゆるROIC/WACCの専門家が、経営の現場で汗を流した経験がないからではないか?かくいう私もそういう人間の一人だった。そもそもおそらく、私は、ローイック、ワックと聞いてワクワクする1万人に10人しかいない目座らしい人間だろう。

▶️外資系コンサル、投資銀行の出身者の弊害 外資系コンサル、投資銀行の出身者などは、ローイック、ワックと聞いてワクワクする人間が多いかもしれない。私も外資系コンサル、外資系投資銀行出身者なので、ワクワクしてしまう。そもそROIC/WACCの企業価値の法則を理論的に確立したモジリアーニ、ミラーの愛弟子、スターンとスチュワートが設立したスターンスチュワートの出身なので、おそらく最強にワクワクする人間の一人だろう。しかも問題なことに、一般企業の現場を全くしらかった人間だった。2013年に、現在日本最大の製造派遣大手のUTグループの役員になるまでは。

UTグループでは、創業者の若山社長に会社改革をしてほしいという要望で役員となった。そこで同じような理論を振りかざして、いろいろ問題を犯してしまった。理論的な話を振りかざしても社員に導入を進めたが現場からの反発がひどくて改革など簡単にはできなかった。

▶️一般社員がわかる文脈の中で現場に寄り添って翻訳することが大事 そこでやっと気がついた。そこで、逆にROIC/WACCという言葉を封印して、誰でもわかる言葉に置き換えて啓蒙活動をした。ROIC/WACCだけでは規模の効果がわからないので、売上高とセット展開した。詳細は、製造派遣の最大手企業の成功の秘訣=ROIC/WACC経営の翻訳=安心・つながり・成長 で説明する。

▶️社員がワクワクするような施策でなければサステナブルに導入ができないということに。

考えてみれば当たり前のことだ。ローウィック、ワックなどは、金融の理論をMBAなどで学ばない限りなかなか理解できない。また証券アナリストなどで長年企業価値分析をしないと腹落ちしない概念だ。そんな概念を振りかざして社員に導入を図るということは果たして本当にいいのだろうが。ROIC/WACC経営で成功してる企業は何とかかんとか成功してるようだが、それは例外であろう。でもそうした企業の社員に本当に聞きたい。ROIC、WACCでワクワクしてる社員が本当にいるのだろうか?

真のROIC/WACC経営を導入するためにはROIC/WACCの本質的な概念を一般人にも理解できる言葉に翻訳していくことが重要であると我々は考える。ROICとはなにか?それは使ったお金に対してしっかりとあげたいという人間の本能にもとづくものである。

▶️ROICとはなにか?WACCとは何か?